【シンガポール転職】面接官の「Why You?」に答える実践術。採用枠を勝ち取る自己アピールの方法

こんにちは、トラたびです!シンガポール転職の面接対策、順調ですか?

「自己紹介」「転職理由」「強みと弱み」…など、一般的な質問への回答を準備しているかもしれませんね。

でも、ちょっと待ってください!それだけでは、競争の激しいシンガポールの転職市場では「その他大勢」に埋もれてしまいます。

面接官が本当に知りたいのは、たった一つ。「Why You?(なぜ、他の候補者ではなく、”あなた”を採用すべきなのか?)」です。

なぜなら、シンガポールの面接は、目の前の「面接官」と、もう一つの「見えない面接官」の二重構造になっているからです。

そこで本記事では、よくある質問集(What)ではなく、シンガポールのスピーディーな転職市場で「採用枠を使わせる」ための実践的なアピール術(How)を徹底解説します。

この記事を読めば、面接官を納得させ、内定を勝ち取る「あなただけの答え」が見つかりますよ!

目次

1. シンガポール面接の「新しい常識」。見えない面接官「COMPASS」とは?

2024年以降、シンガポールの転職面接は大きく変わりました。目の前の面接官をクリアするだけでは、内定(就労ビザ)が出なくなったのです。

その理由は、シンガポール人材開発省(MOM)が導入した「COMPASS(コンパス)」という厳格なポイント制度にあります。

企業が外国人を採用するには、このCOMPASSの基準をクリアする必要があります。つまり、面接官は「この人は活躍できるか?」と同時に、「この人はCOMPASSのポイントをクリアして、ビザが取れるか?」という視点でも、あなたを厳しくチェックしているのです。

COMPASSは主に以下の項目で評価されます。

  • C1: 給与(あなたの給与が、同業種・同年代のローカル人材と比べて遜色ないか)
  • C2: 学歴(あなたの学歴が、トップティアの大学か、学位相当か)
  • C3: 国籍の多様性(会社の国籍バランス)
  • C4: ローカル人材の雇用(会社のローカル雇用率)
  • C5: スキルボーナス(あなたのスキルが、シンガポールの「不足スキルリスト」に載っているか)
  • C6: 戦略的経済優先ボーナス(会社が政府の推進する事業か)

(出典:シンガポール人材開発省(MOM)- COMPASS

C3, C4, C6は会社側の事情なので、私たちが直接アピールするのは難しいですが、残りの項目は別です。

だからこそ、面接では「C1:給与(=即戦力スキル)」「C2:学歴」、そして特に「C5:スキルボーナス(=専門性)」を意識したアピールが、内定への最強の武器になります。

2. 「Why You?」を解き明かす3つの柱(アピール術の核)

COMPASSの視点を踏まえて、面接官を納得させる「Why You?」の答えを、3つの柱に分解しましょう。このフレームワークの「使い方」をマスターすれば、どんな質問にも自信を持って答えられますよ!

柱1:Why Me?(私の即戦力スキル)

1つ目の柱は、「私には、募集ポジションの仕事がすぐにできます」と証明することです。

シンガポール転職は超スピーディー。dodaの調査では応募から内定まで3〜4週間と言われています。企業は「育てます」ではなく「すぐ貢献できます」という人材を求めており、これがCOMPASSの「C1:給与」の高さ(=市場価値)にも繋がります。

過去の経験を羅列するのではなく、募集要項(JD)に直結する実績をピンポイントでアピールしましょう。

柱2:Why MOM?(私のCOMPASS貢献度)

2つ目は、「私は、御社がビザを取得する上で『価値ある人材』です」とアピールすることです。

これが先ほど説明した「見えない面接官」への答えです。企業にとって「採用したいけど、ビザが出ないかも…」というのが最大のリスク。この不安を払拭してあげるのです。

特に「C5:スキルボーナス」が狙い目です。MOMが公表する「不足スキルリスト(Shortage Occupation List)」に自分の経験が当てはまるか確認し、「私の〇〇の経験は、不足スキルリストにも記載のある専門性です」と伝えられれば、企業があなたを採用する強力な理由になります。

柱3:Why Here?(会社へのカルチャーフィット)

最後は、「私は、他の会社ではなく”御社で”働きたいのです」という熱意と適合性を示すことです。

スキルがあっても、すぐに辞めてしまっては意味がありません。「なぜシンガポール?」「なぜウチの会社?」という質問で、面接官はあなたの長期的な活躍可能性(=カルチャーフィット)を見ています。

企業研究に基づき、自分のキャリアビジョンと、会社の事業や文化がどう一致しているかを具体的に説明しましょう。

3. 実践:頻出質問で「Why You?」の3柱を伝える方法

では、実際の面接でよく聞かれる質問に、どう3つの柱を盛り込むか。具体的な「使い方」を見ていきましょう!

3.1. 「自己紹介をしてください (Tell me about yourself)」

最初の1分で「おっ」と思わせるチャンスです。「〇〇大学を卒業し、1社目では〜」と時系列でダラダラ話すのはNGです。

OK例(Why You?実践術):

「私は[柱1:JDに合う強み]を持つ〇〇です。前職では[柱1:具体的な実績]を達成しました。
特に[柱2:C5不足スキルなど]の専門性も高めてきました。
[柱3:御社のこの部分]に強く惹かれ、私の経験が即戦力として貢献できると確信し、応募いたしました。」

3.2. 「転職理由 (Why are you leaving?)」&「志望動機 (Why our company?)」

この2つはセットで、一貫性を持たせるのが鉄則です。「前職の残業が多くて…」「給与が低くて…」といったネガティブな理由だけを言うのは避けましょう。

OK例(Why You?実践術):

「[転職理由:ポジティブな目的](例:〇〇の専門性を高めるため)を実現したく転職を考えています。
その中でも御社を志望したのは、[柱3:企業研究](例:御社の〇〇事業)が、私のビジョンと完全に一致したからです。
私の[柱1:スキル]や[柱2:〇〇の専門性]は、御社のこのポジションで[柱1:即戦力として貢献]できると考えております。」

3.3. 「あなたの強みは? (What are your strengths?)」

COMPASS(特にC5)を意識して、最も「売れる」強みをアピールしましょう。「コミュニケーション能力です」など、根拠のない抽象的な強みを言うだけでは不十分です。

OK例(Why You?実践術):

「私の強みは[柱1/柱2:JDとC5不足スキルに直結する強み](例:〇〇のデータ分析スキル)です。
(具体的なエピソード:STARメソッドなどで説明)
この強みは、御社の[柱3:具体的な業務]において、[柱1:このように貢献できる]と確信しています。」

4. 【上級編】面接官の記憶に残る「プラスα」のテクニック

面接終盤で「この人が欲しい!」とダメ押しするためのテクニックも紹介します。

テクニック1:「逆質問」を最後のアピールの場にする

逆質問は、あなたの熱意と理解度を示す最後のチャンスです。「特にありません」や「給与はいくらですか?」と聞いて終わらせてしまうのは非常にもったいないです。(※給与や条件面は、転職エージェント経由で確認するのがベストです)

OK例(Why You?実践術):

  • 「もし採用いただけた場合、入社までに準備・勉強しておくべきことはありますか?」(柱1:即戦力アピール
  • 「〇〇様(面接官)が、この会社で働いていて感じる一番のやりがいや、御社の好きなところを教えていただけますか?」(柱3:カルチャーフィット確認
  • 「(企業研究で気になった点)について拝見しましたが、この点についてもう少し詳しく教えていただけますか?」(柱3:熱意アピール

テクニック2:転職エージェントを「戦略パートナー」として使いこなす

転職エージェントは、単なる求人紹介屋ではありません。あなたの面接突破をサポートする最強のパートナーです。彼らは、私たちがアクセスできない「企業の内部情報」を持っています。

例えば、以下のようなメリットと賢い使い方があります。

  • メリット1(情報): 面接官の役職や人柄、過去の面接でよく聞かれた質問を教えてくれる。
  • メリット2(COMPASS): その企業がCOMPASSで苦戦しているポイント(例:C3多様性が低い)や、逆に求めているC5スキルを把握している。
  • 賢い使い方: 必ず「模擬面接」をしてもらいましょう。そこで、あなたが準備した「Why You?の3つの柱」が、企業の真のニーズとズレていないか、プロの視点でフィードバックをもらうのです。

5. まとめ:シンガポール面接は「2人の面接官」を納得させるゲーム

最後に、今日のポイントをおさらいしましょう!

シンガポールの転職面接を突破するには、「Why You?(なぜ、あなたか?)」に明確に答える必要があります。

なぜなら、あなたは「目の前の面接官」と「見えない面接官(MOMのCOMPASS制度)」の両方を納得させなければならないからです。

そのために、あなたのアピールを3つの柱に分解しましょう。

  1. Why Me?(即戦力スキル):JDに直結する実績
  2. Why MOM?(COMPASS貢献):特にC5不足スキルやC1/C2に該当する専門性・経歴
  3. Why Here?(カルチャーフィット):会社への熱意とビジョンの一致

全ての質問に、この3つの柱(=私を採用するメリット)を盛り込むことで、あなたは「採用枠を使うべき人材」として面接官の記憶に残ります。

転職エージェントも賢く活用しながら、あなただけの「Why You?」を完璧に準備してください。シンガポールでの新しいキャリア、応援しています!

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