「シンガポールで働きたいけど、何から始めればいいんだろう?」
「現地採用って、駐在と何が違うの?自分にもチャンスはある?」
アジアのビジネスハブ、シンガポール。
ここでキャリアを築くことに憧れを抱く一方で、具体的な情報が少なく、不安を感じていませんか?
ご安心ください!
この記事では、元シンガポール人材紹介エージェントである筆者が、採用の裏側まで知り尽くしたプロの視点から、「シンガポール現地採用」を成功させるための全知識を徹底的に解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたのシンガポール転職に関する疑問や不安はすべて解消され、具体的な次の一歩が見えるはずです。

そもそもシンガポールの「現地採用」とは?駐在員との違い
まず最初に、「現地採用」と「駐在員」の違いをハッキリさせておきましょう。どちらが良いという話ではなく、あなたのキャリアプランにどちらが合っているかを知ることが重要です。
現地採用と駐在員の比較表
一番の違いは「誰に、どこで雇用されるか」です。現地採用は現地の法人、駐在員は日本の本社に雇用されます。これにより、給与や福利厚生に大きな差が生まれます。
| 項目 | 現地採用 | 駐在員 |
|---|---|---|
| 雇用主 | シンガポールの現地法人 | 日本の本社 |
| 給与 | 現地水準(シンガポールドル建て) | 日本水準+海外駐在手当 |
| 福利厚生 | 現地企業の規定に準ずる(家賃補助などは無い場合が多い) | 手厚い(家賃補助、社用車、一時帰国費用など) |
| 契約期間 | 定めなし(無期雇用が一般的) | 定めあり(3〜5年が一般的) |
| 役割 | 即戦力として現場のプロフェッショナル | 日本本社の意向を汲んだマネジメント層 |
| なりやすさ | スキルと経験があればチャンスは多い | 社内での選抜が必要で狭き門 |
現地採用のメリット・デメリット
メリット:
- ✅ 自由なキャリア形成: 自分の意思で転職でき、専門性を高めやすい。
- ✅ 実力主義: 年齢に関係なく、成果次第でポジションや給与が上がる。
- ✅ 長期滞在の可能性: 会社の辞令に左右されず、長くシンガポールに住める。
デメリット:
- ❌ 福利厚生が手薄: 家賃や医療費など、生活コストの多くが自己負担。
- ❌ ビザのハードル: 自身の学歴や職歴、給与がビザ発給の条件に直結する。
- ❌ 即戦力採用: ポテンシャル採用は少なく、常に結果を求められる。





【5ステップで解説】シンガポール現地採用・内定までの完全ロードマップ
では、実際にどうやって内定までたどり着くのか?転職活動の全体像を5つのステップで解説します。
- STEP1: 自己分析とキャリアの棚卸し
- 自分の強み、経験、希望条件を言語化する。
- STEP2: 情報収集と応募先の選定
- 転職エージェントや求人サイトを使い、具体的な求人を探す。(この記事のメイン!)
- STEP3: 応募書類の準備
- 英文レジュメ(CV)と職務経歴書を作成する。
- STEP4: 選考・面接
- オンライン、対面での面接に臨む。
- STEP5: 内定・ビザ申請
- オファー内容を確認し、就労ビザ(EPなど)の申請を進める。
この流れを頭に入れておくだけで、今自分が何をすべきかが明確になりますよ。
【王道】転職エージェントを使い倒す完全ガイド
シンガポール転職において、転職エージェントの活用は成功への一番の近道です。
なぜエージェントを使うべきなのか?
結論から言うと、特に初めての海外転職では、プロの力を借りるメリットが圧倒的に大きいからです。
- 理由1: 非公開求人に出会える
優良企業の求人や、急募のポジションは、エージェントだけに公開されていることが多いです。 - 理由2: 採用のプロが味方になる
書類の添削、面接対策、そして言いにくい給与交渉まで、あなたの代わりに企業と話してくれます。 - 理由3: 最新のビザ情報に詳しい
頻繁にルールが変わる就労ビザの最新情報を把握しており、あなたの経歴で取得可能性が高い求人を紹介してくれます。
シンガポール転職に強い!おすすめ転職エージェント3選
ここでは、僕が実際にシンガポールで働いていた時にお付き合いのあった、信頼できる大手エージェントを紹介します。
- JAC Recruitment:
アジア転職の最大手。特にミドル〜ハイクラスの求人に強く、コンサルタントの質も高いと評判です。 - RGF:
リクルートの海外ブランド。幅広い業界・職種の求人を扱っており、選択肢を広げたい方におすすめ。 - PERSOLKELLY:
日系企業から外資系企業まで、バランスの取れた求人が魅力。サポートも手厚いです。
まずはこの中から2社ほど登録し、話を聞いてみるのがおすすめです。





【攻めの戦略】直接応募でチャンスを掴む方法
エージェントと並行して、自分から直接企業に応募する方法も有効です。特に「この会社で働きたい!」という熱意がある場合は、直接応募の方がうまくいくこともあります。
メインで使うべき求人サイト・SNS
- LinkedIn:
シンガポールでの転職活動では必須のツール。もはや「ビジネスSNS」ではなく「履歴書」です。プロフィールを英語でしっかり作り込み、企業の採用担当者やエージェントからスカウトが来るのを待つこともできます。 - JobStreet:
東南アジア最大級の求人サイト。ローカル企業や外資系の求人が豊富です。英文レジュメを登録しておけば、ワンクリックで応募できる手軽さも魅力。


【最重要】就労ビザ(EP)の現実とCOMPASS制度
シンガポールで働く上で避けて通れないのが就労ビザの問題です。
外国人が専門職として働く場合、一般的に「エンプロイメントパス(Employment Pass/EP)」という就労ビザを取得します。このEPがなければ、現地採用として働くことはできません。
そして2023年9月から、COMPASSという新しい評価制度が導入され、ビザ取得のハードルがより明確になりました。
COMPASSとは?
個人の属性(学歴、給与など)と企業の属性(国籍の多様性など)をポイント化し、合計40点以上でEP申請が可能になる制度です。
(出典:シンガポール人材開発省(MOM))



【最終関門】面接を突破し、内定を掴むコツ
書類選考を通過したら、いよいよ面接です。ここでは、採用担当者が見ているポイントをお伝えします。
よく聞かれる質問と回答のポイント
- “Tell me about yourself” (自己紹介をしてください)
→ ダラダラ話さず、1分程度で「これまでの経験」「自分の強み」「なぜこのポジションに興味があるか」を簡潔に伝えましょう。 - “Why do you want to work in Singapore?” (なぜシンガポールで?)
→ 「給料がいいから」ではなく、「多国籍な環境で自分のスキルを試したい」「アジアのハブで〇〇の経験を積みたい」など、キャリアに繋げた前向きな理由を。 - “Why are you leaving your current job?” (なぜ今の会社を辞めるのですか?)
→ ネガティブな理由はNG。「新しい挑戦がしたい」など、ポジティブな言葉に変換して伝えましょう。
まとめ:シンガポール現地採用への第一歩を踏み出そう!
今回は、シンガポールで現地採用を勝ち抜くための方法を、全体像から具体的なアクションまで網羅的に解説しました。
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- ✅ 現地採用と駐在員の違いを理解し、自分のキャリアプランを考える。
- ✅ 成功の鍵は「転職エージェント」と「直接応募」の両輪で進めること。
- ✅ ビザ(EP)の仕組みを理解し、条件を満たす企業選びを意識する。
- ✅ 何よりも大切なのは、情報収集だけで終わらせず、実際に行動を起こすこと。
この記事を読んで「シンガポールで働くイメージが湧いてきた!」と感じたら、まずは転職エージェントに1社登録して、キャリア相談をしてみることから始めてみませんか?
あなたのシンガポールでのキャリアが、素晴らしいものになるよう心から応援しています!
